暇つぶし

慶應商

ヒッチハイクまとめ③

前回は用賀から足柄まで駒を進めました。そうは言っても足柄はまだ神奈川県。先はかなり長い。

 

ヒッチハイクまとめ① - 社会不適合大学生の人生

ヒッチハイクまとめ② - 社会不適合大学生の人生

 

足柄で降ろしてもらった3人。乗せていただいていた方にお礼を言った直後、駐車場に岡山ナンバーの車を発見しました。これはまさか。3人のうちの1人がドライバーに話しかけに行きました。少し離れて見ていると、交渉成立してそうな雰囲気が見てとれます。しばらくして話しかけに行った1人が戻ってくると、乗せてもらえるらしい、ということだそう。本当に岡山まで乗って行くらしく、3人の目的地である大阪も通るため、もう直接大阪に行けてしまうことが決定してしまいました。勝利。なんとあっけない。

 

その時乗せていただいた方の車、横浜で納車してまだ2時間しか経ってない死ぬほどキラキラ新品だったんですよね。新車の匂いがしてました。なんかよく分かんないけどスポーツカー用のアレンジが付いてて加速がクソはええみたいな車でした。すごかった(小並感

 

乗せていただいた方は、岡山に住んでいて高速道路会社に勤めている若い方でした。その方も学生時代ヒッチハイクをしていたそうで、車を買ったら絶対にヒッチハイカーを載せようと思っていたそう。まさか車買った2時間で夢が叶うことになるとは。世の中捨てたもんじゃないですね。

 

車の中では色んな話をしてました。ジュース奢っていただいた件はありがとうございました。彼女いないのが僕だけでした。世の中クソですね。

 

富士川SAの観覧車

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ちなみに僕は元々車に乗るの嫌いだったんですが今回のヒッチハイクでドライブの楽しさがちょっと分かったような気がしました。僕は運転したくないので誰か連れてってください。

 

降ろしてもらったのは大阪と兵庫のちょうど県境あたりのローソン。すっかり夜になってました。とはいえその日中に大阪につけると思ってなかったので結果としては大成功でした。乗せていただいた方、一緒に旅をした方、ありがとうございました。

 

ヒッチハイクは元々、小学校からの縁の友達が高校の時にやってるのを見てたので怖いとかそういうのは無かったけど実際にやろうと思うと結構勇気がいるものでした。でも交通費0円でどこにでもいけるってのはすごいことだなーと思うし、ヒッチハイクを通して得たものもたくさんあったと思ってるので、これ読んでくれた皆さんもぜひ一回ぐらいやってみてください。女の子は気をつけて。

 

最後に、今回のヒッチハイクに関わった全ての方、ありがとうございました。

 

終わり。

ヒッチハイクまとめ②

前回の記事にて、長々と書いたにも関わらず用賀から1mmも進んでいなかったのですが、今回はちゃんと進めたのでしょうか。

 

ヒッチハイクまとめ① - 社会不適合大学生の人生

 

コロンビア人の女性の方に用賀で降ろしてもらった後、僕の心はわりと折れかけでした。既に時間も昼過ぎだったので、その日中に大阪に着けるか怪しかったし、満を持して臨んだ一発目が普通に失敗したし。

 

13:00頃、まだヒッチハイクしようか家に帰ろうか迷いつつマックの前をうろついていると、ある一台の車が止まり、中から「海老名までなら乗せられるよ」って言われました。その時の僕は行き先を掲げていたわけでもなく、ただうろついてただけだったのでめちゃくちゃビビったんですが、乗せてもらわない手はないので乗せてもらう事にしました。車の中には1人の運転手の方と、もう1人大阪に向かってヒッチハイクしている方が乗っていました。その同業者の方がローソン近くで僕を見かけていたらしく、ヒッチハイクをしていると知っていたため声をかけてみたとの事。ありがたい。

 

この運転手の方は、休みの日は積極的に用賀に行ってヒッチハイクしている人を拾って連れて行ってあげるのが趣味らしく、「乗せる側を楽しんでる人もいるんだなあ」って感じでした。何はともあれまともに西に行ける見込みが見つかり安心しました。

 

助手席に座っていた同業者の方は、今までにも何度もヒッチハイクで全国各地に旅をした経験のあるベテランヒッチハイカー。北朝鮮に行った経験もあるなど、海外旅行経験も豊富で、海外童貞でそれがちょっとコンプレックスな僕からしたらめちゃくちゃ羨ましかった。俺も海外行きてえ。千葉にある実家から神奈川にある大学までヒッチハイクで行ったって聞いた時は頭おかしいんじゃねえかと思いましたが。いくらベテランヒッチハイカーでも大学くらい電車で行って欲しい。

 

車の中で過去の旅行の話なんかを聞きつつ、海老名に到着。

 

到着してすぐ、外のテラスで昼食を取っている老夫婦に何やら交渉している若い男の人がいました。話を聞いてみると、まさかのその方もヒッチハイカー。しかも大阪行き。(しかも後で聞くと同じ大学の4年生でした。)ここに大阪行きヒッチハイカー3人組が爆弾しました。初ヒッチハイクだった僕にとってはかなり心強かったです。

 

SAの中のフードコートで、乗せてもらった方がご飯をご馳走してくれました。(写真を撮り忘れた)所持金5円だったので飯が食えるだけで最高でした。ありがたい。その後、ソフトクリームまで奢っていただき、さらに餞別として現金1000円までくださって、僕の所持金は旅を始めた時の10倍になってしまいました。何もしてないのに。マジでありがとうございました。

 

海老名までの予定だったけど足柄まで行ってもいいよってことになり、そのまま3人でその方の車で足柄まで。僕以外の2人の旅行の話を聞くだけで楽しい時間でした。

 

足柄SAに到着。

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ここで1人目の方とはお別れ。車に乗せてくれて飯を奢ってくれて餞別までくれて、なんて優しい方なんだと、ヒッチハイクはこんなに素晴らしいのかと思いました。ありがとうございました。

 

今回はここらで。

前編後編の二部にしようと思ったけど意外に伸びたので③に続きます。

 

 

 

ヒッチハイクまとめ①

記念すべき1本目の記事。

 

ふと大阪に行きたいと思い、10/31に決行したヒッチハイクの旅。神奈川にある家を出た時の持ち合わせは現金が105円、クオカード1000円分、ICOCAに500円程度という、普通の生活すらままならないくらいの貧乏具合でした。そんな僕のヒッチハイクの旅の記録が誰かの役に立てばいいなあって事で書きます。

 

10/31

朝4:30起床。夜19:00とかに寝るような生活習慣だったので特に張り切って早起きしたわけではないです。最低限の服やら何やらをリュックに詰めて、6時頃に家を出ました。

 

最寄りの日吉から東横線田園都市線を乗り換えて†ヒッチハイクの聖地†こと用賀へ。ここで7時ぐらい。

※用賀は東名高速道路の入り口になっているため、西方面のヒッチハイクにうってつけの場所です。

 

王道は用賀のマック前らしいですが、ちょっと手前の方にあるローソンの方が止まってくれやすいみたいな情報をネットで見つけていたので、駅を出てそっちに向かいました。

 

用賀マック↓

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7:20ぐらい。ローソン到着。その時は無地の段ボールしか持っていなかったため、ローソンでマジックペンを購入。(クオカードで)

 

しかし、ここで第一関門。コンビニの近くで段ボールを出して行き先を書くのが恥ずかしくてしょうがなかった。そこから既に恥ずかしい。誰も自分のことなんて気に留めてないって分かってるんですが、それでも恥ずかしかったです。

 

それで、人気のないベンチ的なものを探そうと周りをウロウロして、結局マックに落ち着きました。朝ごはん食べてなかったし携帯も充電できるし。しかしここで現金100円使い、残りの現金がたったの5円に。5円です5円。待ち合わせの現金が全部でだよ???

 

ウロウロした時間と朝ごはんを食べつつ携帯を充電しながらパズドラしてた時間を足すと2時間くらいになり、ここで9:30ぐらい。さすがに充電もマックスになったしヒッチハイクを始めなければって事で、マックで行き先を書き再びローソンに向かいました。

 

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9:50。いよいよこの段ボールを掲げる時なのですが、ここでもなかなか勇気が出ず結局20分くらい立ってぼーっとしてました。80億回ぐらいやめてやっぱり帰ろうかと思いました。

 

やっと勇気を振り絞って掲げ、できるだけ深刻そうな顔を作って訴えかけてましたが、なかなか止まってくれませんでした。途中歩いていたおばあさんに話しかけられ、「大阪って書くより海老名(西方向の一番近くのSA)って書くほうがいいよ」とのアドバイスをもらい、海老名と書き直したりしながらも、今日一日ずっとここに立ち続けるのではないかという気さえしていました。

 

しかし、10:50頃、近くで一台の車のクラクションが鳴りました。そちらを見ると、笑顔で手招きをする外国人女性の姿が。ついに乗せてもらえる人が見つかったのです。世界は優しい。大阪に行ける。海が拓けて道が現れた瞬間でした。

 

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12:00頃。すなわち乗せてもらって1時間経った頃。なぜか僕は用賀に帰ってきていました。何があったのでしょう。

外国人の方(コロンビア出身だそう)の方は、周辺の地理にあまり詳しくなく、また日本語を話すのはとても上手だったのですが漢字があまり読めない方だったようで、僕が掲げていた『海老名』の文字も読めないまま乗せてくれたそうです。乗せてもらってから海老名に行きたいという旨は伝えたのですが、結局近づくことすらできず最初の地点から数十メートルのところで降ろしていただきました。振り出しに戻りました。無念。いや、乗せていただいことにはもちろん感謝しているんですが、うん。まあいいや。

 

長くなったので後編に続きます。ちなみに当日中に大阪には着けました。めでたし。