暇つぶし

慶應商

ヒッチハイクまとめ②

前回の記事にて、長々と書いたにも関わらず用賀から1mmも進んでいなかったのですが、今回はちゃんと進めたのでしょうか。

 

ヒッチハイクまとめ① - 社会不適合大学生の人生

 

コロンビア人の女性の方に用賀で降ろしてもらった後、僕の心はわりと折れかけでした。既に時間も昼過ぎだったので、その日中に大阪に着けるか怪しかったし、満を持して臨んだ一発目が普通に失敗したし。

 

13:00頃、まだヒッチハイクしようか家に帰ろうか迷いつつマックの前をうろついていると、ある一台の車が止まり、中から「海老名までなら乗せられるよ」って言われました。その時の僕は行き先を掲げていたわけでもなく、ただうろついてただけだったのでめちゃくちゃビビったんですが、乗せてもらわない手はないので乗せてもらう事にしました。車の中には1人の運転手の方と、もう1人大阪に向かってヒッチハイクしている方が乗っていました。その同業者の方がローソン近くで僕を見かけていたらしく、ヒッチハイクをしていると知っていたため声をかけてみたとの事。ありがたい。

 

この運転手の方は、休みの日は積極的に用賀に行ってヒッチハイクしている人を拾って連れて行ってあげるのが趣味らしく、「乗せる側を楽しんでる人もいるんだなあ」って感じでした。何はともあれまともに西に行ける見込みが見つかり安心しました。

 

助手席に座っていた同業者の方は、今までにも何度もヒッチハイクで全国各地に旅をした経験のあるベテランヒッチハイカー。北朝鮮に行った経験もあるなど、海外旅行経験も豊富で、海外童貞でそれがちょっとコンプレックスな僕からしたらめちゃくちゃ羨ましかった。俺も海外行きてえ。千葉にある実家から神奈川にある大学までヒッチハイクで行ったって聞いた時は頭おかしいんじゃねえかと思いましたが。いくらベテランヒッチハイカーでも大学くらい電車で行って欲しい。

 

車の中で過去の旅行の話なんかを聞きつつ、海老名に到着。

 

到着してすぐ、外のテラスで昼食を取っている老夫婦に何やら交渉している若い男の人がいました。話を聞いてみると、まさかのその方もヒッチハイカー。しかも大阪行き。(しかも後で聞くと同じ大学の4年生でした。)ここに大阪行きヒッチハイカー3人組が爆弾しました。初ヒッチハイクだった僕にとってはかなり心強かったです。

 

SAの中のフードコートで、乗せてもらった方がご飯をご馳走してくれました。(写真を撮り忘れた)所持金5円だったので飯が食えるだけで最高でした。ありがたい。その後、ソフトクリームまで奢っていただき、さらに餞別として現金1000円までくださって、僕の所持金は旅を始めた時の10倍になってしまいました。何もしてないのに。マジでありがとうございました。

 

海老名までの予定だったけど足柄まで行ってもいいよってことになり、そのまま3人でその方の車で足柄まで。僕以外の2人の旅行の話を聞くだけで楽しい時間でした。

 

足柄SAに到着。

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ここで1人目の方とはお別れ。車に乗せてくれて飯を奢ってくれて餞別までくれて、なんて優しい方なんだと、ヒッチハイクはこんなに素晴らしいのかと思いました。ありがとうございました。

 

今回はここらで。

前編後編の二部にしようと思ったけど意外に伸びたので③に続きます。